昨年6月20日、名古屋から福井へ移動し、福井鉄道を撮影したり永平寺方面へ観光し福井駅近くで一泊。
翌日東尋坊を訪れた後、豆腐で有名な谷口屋で昼食をとり、そのまま小松へ向かっていました。
その道中、道の駅の横を通過したところ山間部に鉄道車両が保存してあったので慌ててUターン(下調べ無し)。
運良くこの車両に出会えました。

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2020年6月21日 道の駅山中温泉 ゆけむり健康村で撮影
運転中に見た光景はまんまこの感じ。
鉄道とは無縁の田舎道を気持ち良く走っていたらいきなり真横にこの光景が広がってるんですよ。
…焦りますよね?
この直後が割と開けた道だったのが幸いです。

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最早施設の一部と化しているこの車両。
元を辿れば北陸鉄道の6010形。
1962年、山中温泉を結ぶ加南線に投入。
直前に投入された6000形をベースとしつつも、機器流用で重量が増加したため、重量軽減のためにアルミ車体が採用されたんだそうです。
「しらさぎ」の愛称が与えられた同形でしたが、1971年に同線廃止に伴い大井川鐵道へ移籍。
同鐵道でも2002年に廃車となり、2005年に山中温泉に近いこの地へ搬入。
現在ではよりオリジナルに近い形となって保存されています。

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同形の幌は車体幅に近い幅を持った、特徴的な構造となっています。
コロナの影響か、残念ながら車内は見学できませんでした。

遠い静岡の地で第二の人生?を歩みながらも、福井へ里帰りできたのは運が良かったの一言に尽きるのではないでしょうか。
山中温泉へ鉄道があった歴史を伝える生き証人として、末永く保存されることを願います。


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