2019年8月3日 高知市内で撮影
桟橋線の運用に就く590形。
「見ての通り」の一言しか言いようが無いですが、同形はもともと名鉄岐阜市内線のモ590形。
1957年に5両が登場。
1999年から開始された冷房化と同じタイミングで標識灯が現在の角形形状に変更されています。
同鉄道では定番のポイント?で撮影した一枚。
車両後方には高知市街地のアーケードが見えます。
とさでん交通の前身、土佐電気鉄道へは2005年に2両が移籍。
その際に車体後部の乗降扉を埋め、方向幕のLED化を実施。
現在のスタイルへ変更し、主に桟橋線を中心に活躍しています。
2019年8月4日 高知市内で撮影
終点、桟橋通五丁目へやってきた同車。
他の形式とは異なる標識灯の形状、そして名鉄時代と変わらぬ真っ赤なカラーリングは非常に目立ちます。
終点、桟橋通五丁目に到着。
尾灯はそういう風に点灯するんですね。
移籍当時48歳の車齢の同形が土佐電への転籍を知った際には「こんな古い車両が転籍するのーーー!!!????」と絶叫した覚えがあります。
あれから14年。
同形は桟橋線の主力車両として今でも元気に活躍しています。
車齢からすれば、岐阜市内線廃止時にそのまま引退してもおかしくなかったと思われる同形。
それが同世代の車両たちと、細かい変更があったものの名鉄時代の面影を残したまま高地で活躍している同形は幸運な車両だったのではないかと思います。
名鉄の路面電車を色濃く残すものとして、今後も活躍してもらいたいものです。
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